「ギカじか」3D化

豊橋技科大マスコット/メタバースや ぬいぐるみなどで活用へ

2025/12/11

3D化された「ギカじか」

 豊橋技術科学大学(若原昭浩学長)は、1月に発表した同大学の新しいマスコットキャラクター「ギカじか」の3D化を進めている。今後、メタバース空間やぬいぐるみ、着ぐるみなどに活用し、大学の知名度向上やブランディング戦略に役立てる。

 大学は昨年、マスコットキャラクターのデザインを募集し、同大学工学研究科情報・知能工学専攻博士前期課程2年だった天野僚さんがデザインしたギカじかを採用した。ギカじかは、ツノがコミュニケーションマークをモチーフとし、安全ゴーグルや白衣を身につけさせて研究者らしさを表現している。目と口は同大学の英語の略称「TUT」があしらわれている。

 1月の発表後、博士前期課程1年の和田寿海さんがギカじかの3D化を引き継いだ。作成にはコンピュータグラフィックス作成ソフト「Blender」を使用し、現在も制作中だ。

 定例会見に出席した和田さんは「独特の角としっぽの再現に苦労した。コンセント型のしっぽは、無機質な『かたさ』とキャラクターの『やわらかさ』を立体的なディテールで調整するのにこだわった」と述べた。

 3D化されたギカじかは、同大学のメタバース空間でキャンパスのナビゲーター役を務めるほか、公式サイトやSNSで活用されていく。ぬいぐるみに加え、フィギュアや着ぐるみを製作してイベントに出演することも検討している。

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