科学の面白さ生徒に伝える

本多電子が豊丘高校で出前授業開く

2025/12/13

実験に挑戦する生徒たち(県立豊丘高校で)

 豊橋市の県立豊丘高校で11日、物理の出前授業が行われた。同市大岩町の本多電子の若手社員が講師を務め「実験講座」と「講演会」を開き、ものづくりに生かされている高校の学びについて教えた。

 2年生の理系コースの生徒が参加した。グラスミュージックの実験では、水を入れたグラスで音を出し、周波数を機械で測定して音階を作るチームと、聴覚で音階を作るチームに分かれて実験し、それぞれの長所と短所を比較した。

 実験に参加した生徒は「普段は理論の勉強が中心なので、実際に実験で理論を確認できて面白い」と笑顔を見せた。このほか、振り子の実験も行った。本多電子の関係者は「生徒の皆さんに、理系の面白さを実感してもらいたい。若手社員にとっても、教えることで自らが学び、成長する機会になる」と話した。

 講師を務めた若手社員は「難しい部分もあるが、楽しんでくれているようなのでよかった」と述べた。

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