年末に向け防犯意識高める

豊橋署と防犯ボラ団体が駅前で啓発活動

2025/12/13

啓発品を配る署員ら(豊橋駅前で)

 豊橋署と防犯ボランティア団体などは11日、JR豊橋駅前で「年末の安全なまちづくり県民運動」(11日~20日)に伴う広報活動を行った。約70人が啓発チラシを配り、市民の防犯意識を高めた。

 参加者は、駅前のペデストリアンデッキで「空き巣にご用心」などと記したのぼり旗を掲げて啓発。多発する特殊詐欺被害や自転車盗についても対策を呼びかけた。

 市内では今年、11月末までに自転車盗が計355件発生し、無施錠での被害が目立っている。また、特定の高級車種がねらわれる自動車盗は計35件あり、前年同時期と比べて22件の増加。自宅駐車場などから短時間で持ち去られる手口が相次いでいる。

 侵入盗の被害は計116件あった。年末年始に向けて住宅や店舗への被害が懸念される。同署生活安全課の中川元宏課長は「防犯意識を高く持って具体的な行動につなげていただきたい」と話した。この日、同署の清永芳弘署長は、参加者へ「年末まで1件でも犯罪を少なくしていきたい」と協力を訴えた。

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