伝統楽器の音色に触れる

豊橋で小鼓体験&コンサート

2025/12/21

演奏する体験者たち(文化サロン汽水域で)

 能楽などで使われる日本の伝統楽器「小鼓」の体験会が、豊橋市東小池町の文化サロン「汽水域」で開催された。浜松鶴翔会が主催した。3人の体験者が4回稽古し小鼓に親しんだ。

 20日に稽古の成果を披露するコンサートが開催された。約50人の聴衆が集まり盛り上がった。3人の体験者は小鼓を使って、五穀豊穣(ほうじょう)を願う「雛鶴三番叟」を指導者とともに演奏した。体験者は「緊張したが、演奏できてよかった。聞いていただけてうれしい」と感想を述べた。オープニングアクトとして「三河童子」による三味線演奏も行われた。

 後半は、指導者の福原鶴十郎さんが「歌舞伎のお囃子(はやし)のお話」と題して講話を行い、歌舞伎と音楽の基礎知識などを話した。フィナーレには、門下生とともに長歌演奏を披露した。聴衆は、日頃なかなか聞くことができない伝統楽器の音色に触れ、演奏を楽しんだ。演奏終了後は小鼓の体験も行われ、参加者が小鼓にさわったり、演奏に挑戦したりした。

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