豊川市出身の菅原選手に期待/オランダリーグでプレー経験
2025/12/26

2026年は4年に一度のワールドカップイヤー。6月11日開幕のW杯北中米大会に出場するサッカー日本代表は、初戦で強豪オランダと対戦する。豊川市出身で、オランダリーグでのプレー経験でアドバンテージがあるディフェンダー菅原由勢選手(25、ブレーメン)の大会メンバー選出が期待される。
グループステージFに入った日本はオランダ、チュニジア、欧州プレーオフBの勝者と対戦する。「オレンジ軍団」ことオランダはFIFAランキング7位。同18位の日本にとって最初の難関だ。
EURO2024で準決勝に進出したオランダはフレンキー・デ・ヨング(バルセロナ)、ライアン・フラーフェンベルフ(リバプール)、タイアニ・ラインデルス(マンチェスターシティ)らスター選手を擁し、ボール保持力や判断力、個人技に優れている。国内リーグもレベルは高く、上田綺世(フェイエノールト)や冨安健洋(アヤックス)ら9人の日本人選手が所属している。
菅原選手も、オランダリーグでプレーした1人。2019年から5年間所属したAZアルクマールでは120試合以上に出場し、貴重な経験を積んだ。日本の対戦相手になったことで、メンバー選出に有利と言える。
菅原選手の恩師でAS・ラランジャ豊川の宮澤淳代表も「その国でプレーし文化や国民性などをよく理解していることは、ピッチ内外で充分なアドバンテージになると思う。オランダ人に慣れている点で、W杯の舞台でもより平常心に近い感覚で臨めるのでは」と推測する。
11月の日本代表の国際親善試合では2試合ともに出場し、現在所属するブンデスリーガでは11試合連続スタメン出場と活躍している菅原選手。大会メンバーは、開幕直前の来年5月末に発表される見通しだ。