豊橋・二川宿本陣のお正月
2025/12/26

つるし飾りが華やかな本陣(豊橋市二川宿本陣で)
新年を前に、豊橋市二川町の二川宿本陣が正月の準備を整えた。入り口に大きな門松が飾られたほか、本陣前に江戸時代の門松も設置。屋内には、華やかなつるし飾りを飾って正月を盛り上げる。
江戸時代の門松は、1806年頃に発行された「三河国吉田名蹤綜録」の挿絵に描かれた商家の門松をもとに復元したもの。地元の「岩屋緑地に親しむ会」のメンバーが協力して設置し、街道沿いに江戸時代の雰囲気を添えている。
屋内には、豊橋市内のちりめん作家、豊田恵子さんとちりめん細工教室の生徒が作った正月をテーマにしたつるし飾りが40組ほど飾られ、華やかな色彩で本陣を彩っている。春の七草のちりめん細工も飾られ、正月らしい雰囲気を盛り上げる。
門松は1月10日まで設置し、つるし飾りなどは12日まで見ることができる。新年は2日から開館。4日午後1時半からは「正月に舞う飽海人形浄瑠璃in二川宿本陣」が開催され、めでたい「二人三番叟」が披露される。