「しっかりと実結ぶように」

豊橋の長坂市長が年末あいさつで来訪/2026年度当初予算で方向性示唆

2025/12/27

年末のあいさつで来社し、今年を振り返った長坂市長(東海日日新聞社で)

 豊橋市の長坂尚登市長は26日、年末のあいさつのため東海日日新聞社を訪れた。白井収社長と懇談する中で、多忙だった2025年を振り返り、来年に向けた意気込みを語った。

 「忙しく、濃い、長い1年だった」と長坂市長は今年を振り返った。

 多くの注目を集めた多目的屋内施設(新アリーナ)事業をめぐり、事業中止を掲げて初当選した昨年の市長選を「住民投票の代わりだった」と位置づけた。その上で「新たに住民投票をやったので、その結果を尊重していく」と述べ、今年7月の住民投票で事業継続が賛成多数となった結果を受けて方針を転換した理由を説明した。

 来年2月に公表予定の2026年度当初予算については「私が市長を1年やった上で示す予算なので、いろいろ政策的に反映できるものはしている」との方向性を示唆。長期にわたる可能性のある事業でも「しっかりと実を結んでいけるように、目に見える形で仕込んでいく1年」と力を込めた。

 年末年始の休暇の過ごし方については「基本的には家族と一緒に過ごす」と話した。

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