【白球の記憶】少年野球を振り返る

1点を争う白熱の攻防/花田Sが悲願の初優勝

2025/12/27

満塁弾を放った花田Sの原田翔空

 2025年の少年野球を振り返る―。第78回豊橋少年軟式野球選手権大会は今夏も約1カ月間にわたり熱戦が繰り広げられた。伝統の「東日旗」は選手権ゾーンで花田スラッガーズが同点・抽選の末に初優勝、ジュニアゾーンは高師スカイラークスBが大逆転で3連覇を達成した。

 ◆選手権ゾーン

 東日旗は大会初日から白熱の好試合が続いた。花田Sは花井優志を中心に初戦から粘り強く、1点差の接戦を勝ち上がった。準々決勝で完封勝ちを収めると、準決勝は猛打の牛川Pに競り勝ち決勝進出。吉田方Fとの決勝は両者譲らず4―4で同点のまま、タイブレークでも無得点で時間切れ。最後は抽選を制して紫紺の旗を手にした。

 ◆ジュニアゾーン

 前回王者の高師SBは、前評判通り1回戦から順調に勝ち進んだ。準決勝は東田CBに完封勝ちで決勝へ駒を進めた。吉田方FBとの頂上決戦は、両チームが点を取り合う激しい乱打戦。一時は6点差を追う苦しい展開だったが、最終回に猛攻で一挙6点を奪い、劇的な逆転サヨナラ勝利を飾った。

高師SBが逆転サヨナラ勝ち

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