愛知県主催の「あいち防災フェスタ」に特別出展
2025/12/28

来場者からアンケートの協力を得る桜町連区(イオンモール豊川で)
一昨年6月の記録的豪雨で浸水被害を受けた豊川市桜町連区が、独自に防災対策を進めている。11月に地区内のイオンモール豊川であった県主催の「あいち防災フェスタ」に特別出展し、来場者にアンケート調査を実施した。
147人から協力を得て、約7割は市内在住者だった。アンケートでは地域防災情報や町内会アプリ「結ネット」について質問したが、災害情報の入手に重要なデジタル情報について約半数が「登録していない」と回答。2割近くは「知らない」と答えた。
また、日ごろからの防災の取り組みとして備蓄に関して質問。水・食料・日用品については各年齢層で「3日分を保存している」と答えた人が多かったが、一方で冬場の避難生活で必須となる寝具・着替えは「準備なし」が最多の46%だった。
避難場所に生活用品がそろっているかを問う質問には、「準備していると思う」が最多の56%、「まったくないと思う」が42%だった。
鈴川智彦連区長と同連区防災推進協議会の古市修康会長は「避難所にすべてがそろっているのが理想だが、現実には足りていないのが現状。広報支援活動のバランスが課題と改めて認識した」と話している。