豊根村富山地区の文化体育施設/スポーツ合宿誘致などアイデア披露
2026/01/14

出席者から意見を聞く熊谷さん㊧ら(豊根村で)
利用が低迷する豊根村富山地区の文化体育施設「森遊館(しんゆうかん)」について、大学生3人が活用法を提案する会が13日、村内で開かれた。学生らは昨年12月に現地や村内を巡って実情を確かめた上で、スポーツチームのキャンプを誘致するなどのアイデアを披露した。
森遊館は鉄筋コンクリート造り2階建てで、2000年に旧富山村が建設した。体育館、屋内プール、研修室や交流ホールを備える。ただ、地区住民は40人程度まで減り、年間利用者数は200人を下回る。
プロジェクトの中心メンバーで、富山地区に祖父母が住む名古屋外国語大4年の熊谷琴美さん=豊橋市=は「これまでと同じ利用法だけでは限界があり、外部の人にも使ってもらうべき」と強調。自然に囲まれた環境を特色としたコワーキングスペースやカフェの運営を提案した。
同大4年の白井祐作さん=名古屋市=は、村内の宿泊施設と組み合わせ、フットサルのプロチームの合宿に使ってもらうプランを説明。費用の概算も示した。
緑のふるさと協力隊として今年度、村で暮らす法政大3年の木村琴音さん=香川県出身=は、まずは施設を知ってもらうべきだと指摘。村民向けの防災体験イベントから始めることを勧めた。
プロジェクトは県の事業の一環。大学生らに奥三河の関係人口となってもらい、社会課題の解決につなげる狙いがある。この日は県新城設楽振興事務所や村、村商工会の職員ら10人余りが発表に耳を傾けた。
同事務所は今年度、新城、設楽、東栄の3市町にも学生を招き、事業を展開した。