震災を読む/蒲郡市立図書館/国会図書館サイトでは「わすれじの記」公開
2026/01/22

三河地震の特集コーナー(蒲郡市立図書館で)
蒲郡市立図書館は、「三河地震」に関する書籍を集めた特集コーナーを設けている。市博物館の企画展「三河地震と戦争と」の連携企画で、市内の2分館と合わせて43冊を並べた。
コーナーでは、市内で被害が集中した形原町の住民らが中心となって1977年にまとめた「わすれじの記」や、兵庫県立大の木村玲欧教授による「戦争に隠された『震度7』1944東南海地震・1945三河地震」などを紹介している。
あわせて、三河地震のエピソードを募集。回収箱を設置し、実体験や伝聞をアンケートカードに記入して投函(とうかん)するよう呼びかけている。
■国会図書館サイトでも
特集コーナーで紹介された「わすれじの記」は、国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP)のウェブサイトでもデジタル版が公開されている。
市博物館の企画展は2月23日まで。松田繁学芸員は「三河地震から81年。これほど長い間、大地震を経験していない。身近なこととして考えるきっかけになれば」と話している。
三河湾を震源とするマグニチュード6・8の三河地震は1945年1月13日未明に発生した。2000人以上が死亡したが、戦時下の情報統制で記録が少なく「隠された地震」とされる。