国道沿いで発生、田原署が対策呼びかけ
2026/01/22

ハウス内から盗まれたバルブ(田原署提供)
田原市内で今月11日から12日にかけて、ビニールハウス内に設置された金属製のバルブが200個以上盗まれる被害が起きた。いずれも国道42号沿いで発生。過去に例のない犯行形態で、田原署は「鍵かけなど対策を施していただきたい」と呼びかけている。
署によると、若見町と赤羽根町、池尻町のビニールハウス12カ所にある散水用配管に設置していた「ボールバルブ」が盗まれた。電照菊などを栽培するハウスが狙われており、一晩での犯行とみられる。
転売目的の可能性が高く、被害者は農作業ができなくなりバルブの金額以上に多大な損害を被っている。署生活安全課の小久保晴由課長は「悪質な行為で農家の仕事に影響が及んでいる。入り口の施錠や防犯ライトの設置などを行ってほしい」と訴える。
市内では昨年、側溝のふた「グレーチング」や消火栓ホースの筒先など金属盗が多発。市は、グレーチングにマーキングするなどして窃盗や転売を防ぐ対策を講じている。
金属盗も国道42号沿いの地区で多発した。署は、付近の農家や住宅へ「声を掛け合い、監視の目を強化してください」などと記した啓発チラシを配布。パトロールによる警戒も強めている。
農産地である市内の畑やビニールハウスは広範囲に及び、個別の防犯対策が求められる。所有者が分かるようバルブに印をつけることも有効とされる。
小久保課長は「今までになかった被害が起きている。狙われにくい環境づくりを考えてほしい」と注意を促している。