選管書記長が交付ミス隠ぺい/東栄町
2026/01/23

会見する長野委員長㊥。左は村上町長(東栄町役場で)
昨年7月の参院選で起きた投票用紙の交付ミスを隠すため、東栄町選挙管理委員会の書記長が白票数を操作し、投票結果を改ざんしていたことが22日分かった。町選管が記者会見し、明らかにした。長野好孝委員長は「選挙の公正性と信頼性を損ない、心よりお詫びする」と陳謝した。
書記長を務めるのは町総務課長の50代男性。今月27日には衆院選の公示が迫っているが、町選管は書記長を選挙事務から外し、代理を置いて乗り切る方針。町は衆院選終了後に処分を検討する。
会見には村上孝治町長も同席し、「民主主義の根幹を揺るがす重大な問題だ」と頭を下げた。
ただ、投票所で残票数が不足していたことは当日、選管の委員らに報告が上がっていた。その後のチェックが十分だったのか、各委員の責任も問われそうだ。
発表によると、書記長は投開票があった昨年7月20日、比例代表の投票用紙で二重交付があったにも関わらず、白票を1票少なく発表して隠ぺい。元の集計票は破棄し、自ら書類を作り直した。
同10月に町選管へ匿名の公益通報があり、問題が発覚。選管が聞き取りを始めると、書記長は関係する職員に口裏合わせを求めていた。
現在は事実関係を認め、「ミスをした職員のことを思い、つじつま合わせをした」と話しているという。
町選管は県選管に報告するとともに、公職選挙法などに抵触するとして県警設楽署に相談した。各政党の得票数には影響しない。