「菜々花らしく頑張って」/大阪国際女子マラソンあす号砲
2026/01/24

恩師の言葉を胸に挑む伊澤菜々花(提供)
25日の第45回大阪国際女子マラソン大会を直前に控え、東三河陸上競技協会の役員を務める中嶋さとみさんが、約20年前に豊橋市南部中学校で出会った伊澤菜々花(スターツ)との思い出を振り返った。
◆伊澤との出会い
中嶋さんが、伊澤と出会ったのは中学3年生の時。南部中へ転勤して陸上部の顧問となり、類稀な才能を目の当たりにした。当時の伊澤は長距離の素質と圧倒的なスピードを兼ね備え「明るく前向きでマジメ。一生懸命な努力家で言い訳もしない。何より、自分よりも周りに気を遣う優しさ」があった。特別な才能との出会いは、指導する中嶋さんにとって緊張の日々だった。
◆最高の2位
伊澤は、中学時代にさまざまな大会で表彰台に立ったが、優勝は多くなかった。彼女の隣にいつも鈴木亜由子(日本郵政グループ)がいたからだ。普段は明るい性格だけど「陸上への思いは強くて負けず嫌いな」選手。ライバルの存在が伊澤にとって大きな励みとなり、全国高校駅伝では3年連続で区間賞獲得。中嶋さんも3年間ずっと都大路で声援を送った。実業団では、なかなか良い結果を出せずに苦しんだ。伊澤から引退の連絡があった時には「本当によく頑張ったね。お疲れさま」と労った。
◆勝負のレース
2024年に現役復帰。2年連続の大阪国際女子マラソンへ向けて「最後まで諦めない菜々花らしいレースを見せてほしい」と活躍を期待している。当日は伊澤本人には内緒で応援へ行く予定。中嶋さんは「菜々花が知ったら気負うかもしれないから。五輪へ大切な勝負のレースになると思う。日の丸を着けている姿を見たい。ずっと夢を追いかけて頑張ってほしい」と話した。