来月22日まで「クロスボーダー 越境する美術」展/豊橋市美術博物館
2026/02/28

多彩な作品が並ぶ会場
愛知県美術館と愛知県陶磁美術館の収蔵品を展示する移動美術館「クロスボーダー 越境する美術」が豊橋市今橋町の市美術博物館で開催され、にぎわっている。著名な作家や陶芸家の作品が並び、楽しめそうだ。
豊橋市では2度目の開催となる「移動美術館」。県陶磁美術館の収蔵品の展示は初めて。「越境」という観点から、19世紀後半から20世紀にかけて、交通網の発達などで人と物の往来が盛んになったことに注目し、この時代に「越境」した美術と工芸の歴史をたどる。
陶磁器では、万国博覧会で展示された大きな作品をはじめ、日本の技術を使いながらも海外のセンスを取り入れた食器や器、日本の文化に影響された西洋の作家の作品などを展示。ジャポニスムの影響を受けたエミール・ガレの作品もあり、目を引く。
絵画では、日本の浮世絵に刺激を受けた西洋作家の作品や、パリやアメリカに留学した日本の洋画家の作品などを見ることができる。西洋の技術を取り入れながら、東南アジアや東アジアをモチーフにした作品もあり、興味深い。
3月22日まで、入場無料。なかなか訪問できない美術館の収蔵品を見る絶好の機会とあって、関係者は「無料なので、散歩のついでに立ち寄って楽しんでもらえたらうれしい」と来館を呼びかけている。