三遠南信道/東栄―鳳来峡間で開通直前イベント/東栄町長ら来場者歓迎「思い出の1日に」
2026/03/01

トンネルを歩く人たち(東栄町で)
3月14日に開通する三遠南信自動車道の東栄インターチェンジ(IC、東栄町三輪)―鳳来峡IC(新城市名号)間で2月28日、東栄町内のトンネルを開放する記念イベントがあった。めったにない機会に大勢の人が集まり、会場は終日にぎわった。
開通により高速道路網とつながる東栄町の村上孝治町長は、開会式で「13年かかったが、奥三河の悲願の道がいよいよ開通する。地域の発展に手を取り合って頑張っていく」とあいさつ。「思い出に残る1日にしてほしい」と来場者を歓迎した。
新城市の下江洋行市長も「遠州、南信州とさらなる交流を育む」と強調した。
この日は、長さ841メートルある「三遠三輪トンネル」が開放され、人々は反対側の東栄ICまでウオーキングを楽しんだ。
IC近くに住む同町の高山みさ子さん(69)は「(2022年の貫通で)最初は小さな穴だったのに、こんなにきれいになった」と驚いた様子。「東栄は人も自然もいいところで、最近は飲食店も増えた。大勢の人に来てほしい」と新しい道路に期待した。
3566メートルの三遠池場坂トンネルでは、火災など非常時に使われる「避難坑」の探検ツアーがあり、国土交通省の職員らが案内。参加申し込みの抽選に長蛇の列ができた。
見学がかなった浜松市中央区の村田雅美さん(57)は「扉は軽く開いたし、中は意外に広い。不測の事態の備えということで、安心できた」と満足そうに話した。
イベントは、駐車場の一般枠(300人)の事前申し込みが5分で埋まるほどの人気。JR東栄駅から1キロ余り歩いてきた人も多く、三遠南信道への関心の高さがうかがえた。