「木耳のお店」ハウスの井戸が枯れる/豊川
2026/03/11

菌床を一つずつ水につける喚田代表(豊川市牧野町で)
豊川市牧野町でキクラゲを栽培している株式会社「木耳のお店」は、ハウスの井戸が枯れて生産が中止に追い込まれ、ピンチに立たされている。豊川(とよがわ)水系の渇水の影響が原因と見ている。
喚田恵子代表(47)によると、社はオリジナル配合の菌床から育てるキクラゲ栽培を井戸水で行っており、栽培には大量の水が要する。しかし、2月2日に井戸の水が切れたという。「水がなければ全滅する。それだけは防ぎたい」と考え、県などの関係機関にも相談し、農業用水をホースでハウス内に引いた。
だが、地域の渇水状況から、渇水前のようにスプリンクラーで散水することはできないと判断し、最小限の水で菌床の延命処置に絞り、栽培は中断した。そのため出荷はできず、3月末も売り上げが見込めないとという。
ハウスには5000個の菌床があり、スタッフが毎日手作業で、菌床を一個ずつバケツの水につける作業を行っている。「すでに1カ月以上続けているが、これで水やりは足りるのか心配は尽きない。早く雨が降ってほしい」と切実な思いを語った。
こうした状況を広く知ってもらおうと、「水不足のため、これまで通りのキクラゲ栽培が難しい」とネットで配信。併せて、同社の「家庭で栽培できる国産きくらげ栽培キット」(1000円)の販売を積極的に始めた。
詳しくはホームページ「木耳のお店」で検索を。