小中学生ら笑顔で渡り初め/〝通学危険地帯〟安全ルート成る/施工業者3社へ感謝状
2026/03/29

国道駅前交差点の歩道橋で渡り初めする子どもたちと来賓関係者(豊川市新栄町で)
豊川市の名鉄国府駅前の国道1号交差点に新設された「国府駅前横断歩道橋」で28日、完成祝い式が地元町内会など主催で開かれた。当初の計画より5カ月前倒しで完成し、この新年度から通学路として利用する小中学生らが渡り初めに臨んだ。県内では類のない危険な通学環境に安全なルートが生まれた。
10年以上も前から要望活動を続けた住民にとって、待ち望んだ日。当初は夏休み明けから供用開始の予定だったが、新年度から利用を望む声が多く、今枝宗一郎衆院議員らの働きがけで国交省も急ピッチで工事を進め、今春の完成に至った。
交差点は国府小学校と西部中学校の通学路で、上宿地区などから毎日300人以上の児童が横断していた。国道1号は大型車も含めて交通量が多く、県内でもこれほどの交通環境の交差点が通学路になっている場所はなく、教員や父母、交通ボランティアが連日見守りしてきた。
関係者約50人が出席した式典で、竹本幸夫市長は「300人以上が通る交差点で安全確保ができたことを喜びたい」と話した。地元選出の神谷謙太郎議長は当時市議の大野良彦氏が声を挙げたことや、県が安全確保に交差点周辺の植栽や公衆電話を撤去したことに感謝を示した。
国府小の児童を代表し、阿部茉莉さん、丹羽麟太郎君、吉見純恋さんが施工業者3社に感謝状を贈り「通るのが楽しみです」と思いを伝えた。
歩道橋は延長31メートル、高さ6メートルで通路の幅員は2メートル。横断歩道は撤去され、代わりに自転車横断帯が整備された。橋の入り口に設置された橋名板の字は、漢字を西部中の木髙奏子さんが、平仮名を国府小の関航毅君が書き、式典でお披露目された。