設置10年超えは交換検討、ランプのみLEDに―
2026/04/01

カバーを外した状態での再現実験で煙が出る蛍光灯器具(NITE提供)
家庭や事業所で使われている蛍光灯器具について、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)はこのほど、古い器具は内部部品の劣化による発火や発煙の恐れがあるとして、注意を呼びかけた。ランプのみ蛍光灯からLEDに交換する方法もあるが、事故も発生しており「設置から10年を超えている場合は、器具そのものをLED照明器具へ交換を検討してほしい」としている。
NITEに寄せられた事故情報によると、2025年までの10年間に発生した蛍光灯器具の事故は205件。このうち、使用年数が判明したケースの約9割で、使用年数10年を超えていた。
既存の器具にLEDランプだけを装着する「直管形LEDランプ」への交換では、器具側の劣化が見過ごされがちだ。照明の関連企業でつくる日本照明工業会は、設置から8~10年を「適正交換時期」、15年を「耐用の限度」としている。
蛍光灯器具は単なる台座ではなく、電圧を調整する「安定器」などの電気部品を内蔵した電化製品だ。外見がきれいであっても、10年以上経過すると内部の絶縁性能が低下し、ショートや異常発熱を起こす危険性が高まる。
事故を防ぐポイントとして、照明器具は寿命があることを認識する▽器具の銘板(シール)を確認し、10年を超えていれば器具ごとLED照明へ交換する▽点灯時のちらつき、異音、焦げ臭いなどの異常があれば、使用中止する―ことを挙げた。