振草川漁業協同組合がアユ釣り控え放流開始/東栄町
2026/04/16

放流された稚アユ。後ろは大千瀬川(東栄町下田で)
約1カ月後のアユ釣り解禁を控え、東栄町の振草川漁業協同組合は15日、今年初となる稚アユの放流を町内で行った。魚は他県生まれでも、同町を流れる大千瀬川で育つと、香り良く成長することで知られる。今年はサイズも大きめといい、釣り客の期待が高まりそうだ。
この日は、組合員らが大千瀬川の4カ所でホースを下ろし、静岡県産の稚アユを計400キロ放した。群れは水中にパッと広がり、元気に泳ぎ出す。
大千瀬川の特徴は澄んだ水と独特の川床だ。一枚のようにも見える岩肌が平らに広がり、流れは浅く緩やかになる。
アユ釣り名人として知られる組合員の丹羽浩和さん(63)は「日がまんべんなく当たって、餌のコケがよく育つので、香り高いおいしいアユになる」と胸を張る。
東栄町のアユの味は折り紙付きだ。高知県で開かれる「清流めぐり利き鮎会」で2017年にグランプリを獲得し、昨年は3度目となる準グランプリに輝いた。
今年の稚アユについて、金澤政弘副組合長(68)は「例年より少し大きい。あと1カ月で18センチ以上に育つだろう」と話す。解禁は5月16日で、組合はそれまでにもう2回、放流を予定している。