寛保3年に上棟、翌年落成/県内でも6棟しかない貴重な二重門/豊川
2026/04/24

市の文化財に指定された龍源寺山門(市提供)
豊川市は23日、萩町の龍源寺山門を新たに文化財に指定した。22日の市教育委員会定例会で可決され、この日告示された。
種別は有形文化財(建造物)で、構造形式は三間一戸、二重門(重層門)、入母屋造り、ひわだぶき。寺に伝わる史料によると寛保3(1743)年に上棟し、翌年落成したとされる。
龍源寺は古くは萩寺や萩原寺と称する真言宗寺院だったが、延徳2(1490)年に曹洞宗として開山され、虎岳山(こがくさん)龍源寺に改められた。江戸時代に曹洞宗の修業道場として伽藍が整えられ、現在も境内には当時の山門や鐘楼が残る。
伽藍前面に建つ山門は禅門道場としての威厳を保ち、江戸時代の格式の高い寺院では総門と山門の2基を並べる二重門を構える寺院は貴重で、県内でも大樹寺や大恩寺、安楽寺など6棟しかない。
今回の新規指定で市内の文化財は合計211件となった。国指定は16件、県指定は32件あり、合わせた文化財は259件。来月17日午後2時から、龍源寺で見学会も予定される。