物語テーマに宿場町を紹介

二川宿本陣資料館で東海道五十三対展盛況/来月31日まで

2026/04/25

東海道のさまざまな宿場を紹介(二川宿本陣資料館で)

 東海道の53の宿場と江戸、京を、「物語」をテーマに浮世絵で表現した「東海道五十三対展 浮世絵のタネ」が、豊橋市二川町の市二川宿本陣資料館で開催されている。浮世絵26点を中心に約70点を展示しており、来場者を楽しませている。

 歌川広重の「東海道五十三次」のヒットを機に作られた「東海道揃物」の一つ。幕末の歌川派を代表する三代豊国、広重、国芳が分担して描いた。風景ではなく人物を中心に、それぞれの宿場にちなむ物語や和歌などを添えて描かれている。万葉集から伊勢物語、平家物語などの古典文学、能楽や歌舞伎などで有名になった物語、地域に残る伝説や言い伝えなど、さまざまなテーマで宿場町を表現している。

 吉田宿の浮世絵には、有名な「吉田通れば二階から招く、しかも鹿子の振袖が」の俗謡を取り上げ、飯盛女が宿の2階から旅人を招く姿を描いている。三保の松原がある江尻では、天女の羽衣伝説を浮世絵で表し、目を引く。浮世絵と共に、物語が登場する書籍や、市民が制作した能面なども展示され、東海道五十三次を新しい視点で知ることができ、興味深い。

 5月31日まで。25日と5月23日にはギャラリー・トークが開催される。午後2時からで申し込み不要。参加には入館料が必要。詳しくは同資料館=電話0532(41)8580=へ。

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