「杜国祭」/田原・潮音寺で追善供養と俳句大会
2026/04/26

墓碑などの前で手を合わせる参列者(潮音寺で)
江戸時代の俳人杜国を偲ぶ「第70回杜国祭」(俳人杜国顕彰会主催、東海日日新聞社など後援)が25日、墓碑などが残る田原市福江町の潮音寺で行われ、追善供養や俳句大会の表彰式などがあった。
名古屋で米穀商を営む傍ら、俳人松尾芭蕉の愛弟子だった杜国は、空米売買の罪で現在の田原市保美町に隠れ住み、4年半ほど過ごしたが、1690年、30代の若さで亡くなった。
潮音寺には、没後54年の1744年に建立された墓碑が残る。明治時代の1895年には、芭蕉と杜国、芭蕉の門弟、越人の3人が再会して詠んだ「師弟三吟の句」碑が杜国を慕う地元の有志の手で建てられた。
追善供養は本堂で営まれた後、墓前でも行われ、宮本利寛住職の読経が響く中、参列者は静かに焼香した。杜国祭俳句大会の特別賞などの表彰もあった。
顕彰会の川崎政夫会長は、70回の節目に「俳句大会には県内、東海、関東、関西から応募いただいている」と述べ、「一つの事業を長く継承できるのは温かい支援のたまもの」と関係者に感謝した。
俳句大会には県内を中心に636句が寄せられ、特別賞の田原市長賞には大竹宏一さん(豊橋市)の句「花菜手に風のやさしさつれ歩く」が選ばれた。また、学生の部には田原市内の6小学校400人が665句を応募した。
他の特別賞は次の皆さん。
柴田敏子(岡崎市)山下えり子(田原市)
三輪洋路(土岐市)杉浦さとり(田原市)
三浦葵水(岡崎市)大倉克己(名古屋市)
三浦貞葉(西尾市)鶴見美代子(田原市)牧原克子(蒲郡市)