中東情勢「マイナス影響」約9割に

豊橋信金が取引先660社へ調査/建設や製造で深刻

2026/05/31

 豊橋信用金庫(山口進理事長)は、取引先660社に対し「中東情勢に起因する影響調査」を実施し、結果を取りまとめた。それによると、今後も含め「マイナスの影響がある」と回答した企業は約9割にのぼった。

 全業種(9業種)では、「大いにマイナスの影響がある」が21・8%、「少しマイナスの影響がある」が36・8%で、「現時点ではないが、長期化すればマイナスの影響がある」が30・3%。これらを合わせると、全体の88・9%の企業がマイナスの影響を懸念している。

 一方、「プラスの影響がある」と回答したのは、0・6%にとどまった。

 すでに「マイナスの影響がある」と答えた割合が半数を超えた業種は、製造業、卸売業、小売業、建設業、運輸業、農業の6業種だった。

 特に建設業は「マイナスの影響がある」、または「長期化すればマイナスの影響がある」と回答した割合が98・2%に達した。製造業、卸売業、運輸業、農業も、同様の回答が9割超となった。

 対照的に、不動産業は「マイナスの影響がある」と答えたのは28・6%にとどまり、「影響はない」が35・7%、「現時点では判断できない」が21・4%だった。

 マイナスの影響を懸念する理由としては、全業種で59・3%が「原油由来の素材・原材料費上昇」、50・6%が「原油由来の素材・原材料調達難」、42・1%が「自社使用の車両燃料費上昇」を挙げた。特に製造業は、77%が「原油由来の素材・原材料
費上昇」を回答した。

 これら原油価格高騰などへの対応策として考えている取り組みは、全業種で「エネルギー・原材料費高騰分の価格転嫁の促進」が45・9%で最多。一方で「特に対応の予定はない」が31・1%に上り、対応の難しさが浮き彫りとなった。

 中東情勢の影響に対する同金庫への要望は、全産業で「資金繰り支援の拡充(緊急融資など)」が64・4%。ほかに、助成金の案内、経済動向などの情報提供を望む声もあったという。

 調査は4月24日から5月15日まで、職員による聞き取りで実施された。

2026/05/31 のニュース

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