トンネル2本目が貫通

設楽・東栄間の月BP/〝酷道〟解消へ大きな前進

2026/06/12

地元住民や工事関係者が見守る中、トンネルが貫通した(設楽町で)

 設楽、東栄両町にまたがって県が進める国道473号「月バイパス」整備事業で、2本計画されたうち2番目となる設楽側のトンネルが11日午後、貫通した。現在の道路は谷に張り付き、すれ違いも難しい〝酷道〟だが、道路状況の改善に向け大きく前進した。

 月バイパスは町境の山、谷をトンネル2本と橋3本で貫くルートで、歩道付きの2車線道路になる。開通時期は未定だが、曲がりくねった今の国道より2・5キロ短く、通行時間は約15分から約5分に短縮される。

 トンネル掘削は2024年3月に東から始まり、昨年10月に東栄町内で槻(つき)トンネル(1877メートル)が貫通。設楽町内の神田(かだ)トンネル(480メートル)は翌月から掘り進められていた。

 この日は、最後に残った西端の壁を、トンネル内外から重機2台が突き崩した。招待された地元住民や工事関係者は息をのんで見守り、作業が終わると拍手と万歳三唱で祝った。

 工事は前田建設工業などの共同事業体が請け負っている。畑宏幸・現場代理人(68)は「ダンプや発破の騒音で迷惑をかけたが、地元のご協力でここまできた。最後の瞬間を見てもらえてよかった」と笑顔を見せた。

 バイパスは、設楽町から三遠南信自動車道の東栄インターチェンジ(IC)へのアクセス道路としても期待される。同町神田地区の原田守男区長(71)は「道が通る実感が湧いてきた。浜松などへ出るのがだいぶ楽になる」と喜んだ。

山に開いた穴。現在の国道からも確認できる(同)

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地元住民や工事関係者が見守る中、トンネルが貫通した(設楽町で)

山に開いた穴。現在の国道からも確認できる(同)

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