今年8人発生、草むらで露出控え注意呼びかけ/新城市でも3人、「SFTS」致死率10~30%
2026/07/24

フタトゲチマダニ(国立感染症研究所のHPから)
愛知県は、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者が今年に入り、県内で計8人発生したと発表した。新城市内でも3人が感染し、過去最多だった昨年の年間7人を早くも上回った。県は農作業やレジャーなどで草むらに入る際は肌の露出を避けるなどの対策を呼びかけている。
県感染症対策課によると、今年判明した8人の患者は70代から90代の男女で、主に新城市や豊田市の保健所管内に居住している。
多くは屋外での除草や農作業中に感染したと疑われている。
SFTSは、主にウイルスを持つマダニに刺されることで感染する。6日から2週間程度の潜伏期間を経て、発熱や下痢、腹痛などの消化器症状が表れる。重症化すると血小板や白血球が減少し、致死率は10~30%に上る。
全国的にも患者数は増加傾向にあり、県内の発生数は2024年まで年間1~2人にとどまっていたが、25年に7人へと急増していた。
夏の時期は農作業やレジャーなどでマダニの生息地に近づく機会が増加する。県は予防策として、草むらや藪に入る際に長袖や長ズボンを着用して肌の露出を少なくすることや、ディートなどの有効成分を含む虫よけ剤の使用を推奨している。
万が一、マダニに刺された場合は、無理に引き抜こうとせず、皮膚科などの医療機関で処置を受けるよう求めている。