豊川市総合保健センター誕生〈下〉
2026/07/24

市民病院㊨が徒歩圏内にあり、緊急時の医療体制が強化された(豊川市総合保健センターで)
豊川市総合保健センターで、最も市民の健康のよりどころになるのが、萩山町から移転する休日夜間急病診療所だ。27日午後7時半から受付を開始する。診療時間は午後11時までで、それ以降はセンター向かいにある市民病院で対応する。
両院が徒歩圏内の地理的条件が整ったことで、比較的軽い症状の一次救急は総合保健センター、入院や手術が必要となる二次、三次救急は市民病院というすみ分けが可能になる。
総合保健センターにはこれまでの内科、小児科に加えて、新たに歯科も新設。歯科には障害者専用の治療個室もある。患者は木目の床、職員は白い床を歩くように動線が分けられ、中心部には薬局がある。旧センターよりも診療室が増え、待合室のスペースも広くなった。
受診するには、原則として電話予約=電話0533(89)0616=が必要だ。4歳の娘がいる市議会の冨田潤議長も「娘が高熱を出した際、電話がなかなかつながらないことも体験しているし、市民の方からもそういう言葉をいただいた。新しい施設になり、早く対応してもらえる可能性が増えたと思う」と歓迎した。
この総合保健センターの建設計画が進んでいる時、新型コロナウイルスの大流行があったこともあり、建物の東側にはひさし付きの駐車場も設置された。すぐ近くには診療室につながる扉があり、発熱患者らは車から降りずに診断や検査を受けることも可能だ。
これまでは分かれていた三師会(医師会、薬剤師会、歯科医師会)の事務所もセンター2階に設置された。会議室もあり、より密接に連携することで市民の健康づくりに寄与することが期待される。