対話型市場調査で初の事業化目指す

閉園保育園舎の利活用で豊橋市/実現なら「新たな一歩に」/来月7日現地見学会・説明会

2026/07/31

利活用を巡りサウンディング型市場調査が行われる旧新吉保育園(豊橋市提供)

 自治体などが事業を進める際、民間から広く意見を募るのが「サウンディング(対話)型市場調査」だ。この手法を取り入れたものの事業化の実績がない豊橋市は現在、閉園した保育園舎の活用法について参加事業者を募集しており、初の実現に意欲を見せる。

 対話型市場調査は、公共施設整備や公有地の利活用など事業の検討段階から民間事業者と対話する手法。民間のノウハウや市場性を把握し、事業の実現可能性を高める狙いがあり、全国で導入されている。

 今回の調査対象の市立新吉(しんよし)保育園(同市新吉町)は、老朽化に伴い昨年3月末で閉鎖された。園としての機能は新築移転したつつじが丘保育園(同市佐藤5)に引き継がれた。

 閉園後、市役所内でヒアリングを行い残った建物の活用策を検討したが妙案は出ず、民間の知恵を借りることにした。

 同市でのサウンディング調査は、これが初めてではない。2019年の野外教育施設への民間活力導入検討を皮切りに、その後も別々のテーマで2件の調査を行ったが、いずれも事業化は見送られた。

 4件目となる旧園舎での試みに市公共施設再編室の小木曽準室長補佐は「事業化できたら新たな一歩になる」と意気込む。

 園舎に関する調査の参加対象は法人か法人グループで、8月28日までにエントリーシートを市に提出する。対話は同31日から9月4日までに個別で行われる。

 8月7日に開催予定の現地見学会と説明会に参加を希望する場合は、前日までに市に申し込む。

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