大手の貴金属や宝飾品会社の偽サイトに注意
2026/09/08

注意喚起のチラシ(消費者庁発表資料より)
消費者庁はこのほど、大手の貴金属や宝飾品会社の名称・ロゴを無断使用した偽のショッピングサイトで、粗悪な偽物を購入させられる被害の相談が相次いだとして、サイトの所在を識別するドメインを公表し、注意を呼びかけた。価格が安すぎるなどの違和感があれば注文せず、会社公式の通信販売サイトで偽サイトの注意喚起がないか確認を求めた。
発表によると、サイトは実在する「田中貴金属工業」や「ミキモト(MIKIMOTO)」のブランドを装っており、ドメインは「dccvd・com」「dcvfert・top」「mzisoe・top」の3つ(いずれも中点はドットの意)。
具体的な事例は、「タイムセール」や「直販企画」などと称して金製品や真珠などの宝飾品を代金引換の方法で販売。実際に商品を購入した消費者からは「質屋で偽物と言われた」「おもちゃのように軽い」といった相談が寄せられ、実在する2社に問い合わせた人もいたという。
宅配便の伝票に書かれていた商品問い合わせ窓口に電話をしてもつながらず、発送元は日本国外で実体も不明。偽サイトはSNS(交流サイト)上の広告から誘導されていた。
送られてきた商品を検査したところ、「純金製の金貨」は銅7割と鉄2割が主成分。「真珠」は模造品と判明した。
同庁は、販売価格が極端に安い場合や支払い方法が代引きのみなど限定的、事業者の名称や住所などがサイトに明記されていない場合は注文を控えるように強調。被害にあった場合は、電話番号3桁の消費者ホットライン=188=に相談を呼びかけた。
日本サイバー犯罪対策センターが収集した情報を元に、入力したアドレスの危険性がわかる「SAGICHECK」(https://sagicheck.jp/)も参考に勧めた。