曽我さんら3人へ異例の感謝状

豊川市消防本部と署が合同で贈呈/建物火災での人命救助など称賛

2026/10/15

小林消防長㊨と柴田署長㊧から感謝状を贈られた(右側2人目から)小島さん、曽我さん、鈴木さん=豊川市役所で

 豊川市御津町で発生した建物火災で消防活動に協力し、人命救助に貢献したとして、西尾市の曽我善伸さん(47)、蒲郡市の小島一貴さん(38)、御津町の鈴木真澄さん(51)が14日、豊川市役所で市消防本部と豊川署から異例となる合同で感謝状を贈られた。

 先月24日、午後7時21分ごろ、御津町豊沢の住宅から出火。近くの製造企業に勤める曽我さんが自転車で帰宅中、2階のベランダに避難した女性と母親の2人を発見した。

 すでに家の反対側から火と煙が出ていたが、曽我さんは「まだ今なら助けられる」と約50メートル離れた職場に急いで戻り、同僚の小島さんを連れながら、はしごを持って再び現場に駆け付けた。

 曽我さんはベランダに近い屋根部分にはしごをかけてよじ登ると、ベランダから母親を救出。女性は恐怖で動けなかったが、近所の自宅から駆け付けた鈴木さんも屋根に登り、力を合わせて女性も避難させた。小島さんははしごを支えながら、火の状況などを伝えて安全確保に努めた。

 予備自衛官の試験を受けるなど、日ごろから体力づくりに励む曽我さんは「助けられてうれしい。人助けは好きなので、また予備自衛官に挑戦したい」と話した。ベランダにも炎が迫る状況での救出劇に、小島さんも「(女性2人は)もちろん、曽我も無事に戻ってきてよかった」。鈴木さんも「(救出された女性は)子どものころから知っているので、助かって安心した」と話した。

 市消防本部は、少しでも救出が遅れていたら命にかかわる事態になっていたと振り返り、合同での感謝状贈呈を申し出た豊川署の柴田秀樹署長は「地域の安全安心を守るうえで価値ある行動だった」と称賛した。

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