トヨハシ種苗はこんな企業

愛大短期大学部向けに初の見学会

2016/02/28

苗について説明を受ける学生ら

 トヨハシ種苗(豊橋市、川西裕康社長)は26日、同市東高田町の研究農場などで、地元企業への就職を希望している愛知大学短期大学部向けの見学会を初めて開催した。

 事務職などを希望している同学部ライフデザイン総合学科の学生41人が、企業研究の一環として参加。座学で企業の特徴や仕事の流れなどを学んだ後、ハウス内で品種の異なるミニトマトを食べ比べたり苗に触れたりして、企業理解を深めた。

 同研究農場では、野菜を生育しながら、品種ごとに育てやすさや収量、味などについてデータを収集するほか、ハウス内の温度やCO2濃度などを管理し新しい栽培方法を開発。全国からの視察・見学も受け入れている。学生を案内した林總喜研究員は「1人でできる仕事はひとつもない」と、コミュニケーション能力の大切さを強調した。

 農家のニーズに合った苗を生産するナーセリー部の坂本茜さんは、ハウス内の温度と水の管理方法などを説明した。

 学生は「まだ名前もついていない貴重なミニトマトを食べられた。何をしている企業かわかりやすかった。ほかも回りたい」と感想を話した。

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