伝統工芸 安加比古焼に挑戦

蒲郡北部小6年生が体験学習会/作品は卒業記念品に

2019/01/12

 地域の伝統工芸「安加比古(あかひこ)焼」に親しんでもらおうと、「安加比古窯(あかひこがま)」の窯元である蒲郡市の加藤隆生さん(53)が11日、市内の蒲郡北部小学校(壁谷香住校長)で、6年生52人に体験学習会を開いた。制作した作品は卒業記念品となる。

 学習会で、加藤さんが「『ごきげん』で作ることが大切」と制作する際のポイントを伝えると、子どもたちは和気あいあいに300㌘の粘土をこね始めた。

 注意すべき点は、こねる時に空気が混入しないようにする、制作する陶器の底部の真ん中に厚みを持たせる、の2つ。注意点を伝えた後は、「思い切って作ってください」と話した。

 詳細な指示はなく最初は戸惑う児童もみられたが、次第にこねていた粘土が器の形に整えられていったという。

 参加した1組の吉田紗良さんは「へりをくずしたりして、思い思いの形にできるのが楽しい」と話した。「料理を盛り付ける小鉢を制作した」といい、「自分の作った小鉢に、漬物をのせて食べたい」と語った。

 壁谷校長は「地元に誇れる文化があり、文化を大切にして受け継いでいる人がいることを知ってほしい」と思いを口にした。

 作品は約10日間乾燥させてから、素焼きにして表面に釉薬(ゆうやく)を塗り、今月末に本焼きを行う。2月末の保護者会で作品の展示会が予定されている。

 卒業する児童らは、中部中学校に進学する予定。加藤さんは「この体験で自己表現を覚え、作品を携えて人生の次の一歩を踏み出してほしい」と話した。

2019/01/12 のニュース

児童らに熱の入った指導を行う加藤隆生さん㊧(蒲郡北部小学校で)

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