針に深い感謝捧げる

藤ノ花女子高校で針供養とひな祭り開く

2021/02/23

針供養の詞を読み上げる小林さんら(藤ノ花女子高校で)

 豊橋市老松町の藤ノ花女子高校(山崎宏人校長)は22日、同校藤翔館で、針供養とひな祭りを開いた。新型コロナウイルス感染対策として、3年生だけ館内に入り、1・2年生は教室からテレビ中継を視聴した。

 折れ針や裁縫箱などを飾った祭壇に、生徒会役員らが豆ご飯やむつひつ汁などを供え、針を豆腐に刺して供養した。

 生徒会長の小林蒼來(そら)さん(生活情報科2年)は、「修行の糧となり、心ともなったあなた方の御霊(みたま)に、深く感謝を捧げます」と「針供養の詞」を読み上げた。その後、「供養塚の歌」が流れ、全員で清聴した。

 祭壇と並んだ7段のひな飾りには、ちらし寿司や潮汁(うしおじる)などが供えられた。山崎校長は「伝統ある行事をいつまでも後世に残していきたい」と述べた。

 また、学業や部活で優秀な成績を収めた3年生の表彰も行われた。

 針供養とひな祭りは、「豊橋裁縫女学校」の校名だった1902(明治35)年の創立当時から続く伝統行事。

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