アレルギーから子ども守れ

母の会は正しい知識や対応共有/豊橋市は給食の献立に工夫

2017/02/10

 体にかゆみなどを引き起こすアレルギー疾患。豊橋市の小中学校では、昨年5月時点で食物アレルギーのある児童生徒1500人が在籍。そのうち970人が、給食への対応が必要とされている。疾患のある子どもらを持つ母親の会「RIN・RIN豊橋アレルギーっ子の会」は、定期的にメンバーが集まって情報交換などを行い、正しい知識を外部に伝える活動にも力を注ぐ。豊橋市はアレルギー対策として、給食の献立などに工夫を凝らして提供している。

 ■正しい知識の共有化を図る
 同会メンバーの30代女性は、長男(7)が卵などの食品にアレルギーがあり、乳児期には肌に湿疹が出る症状に悩まされた。4歳のころにはぜんそくを発症。長男は、かゆみで眠れない日々が続いた。女性は会のメンバーから、ダニ対策に優れた製品の情報を教わり、購入。長男の症状は改善に向かったという。女性は「症状が治まり、親の負担も減った。アレルギーに関する正しい情報を知ることが重要だと実感した」と振り返る。

 ■市の取り組み
 児童生徒は卵にアレルギーのある子どもが最も多く、同市は数年前から対象の生徒用に「卵除去食」を提供。献立表には、使用する食材がひと目で把握できるよう、アレルギー品目の表示を行っている。

 昨年のクリスマスには、卵と乳製品を使用しないケーキを提供。全ての児童生徒が同じメニューを口に運べる機会を増やすよう、工夫を凝らしている。

 ■気軽な参加を呼びかけ
 アレルギー疾患は、乳幼児期と小学校入学前では症状が異なることも多く、自然治癒する子もいる。治療法や塗り薬の処方の仕方など、医療機関によって方針が異なることも多い。同会には「治療法が分からない」という相談が多く寄せられるという。

 会は、市教育委員会や市民病院などと連携した勉強会も定期的に開催。治療法などの情報を共有している。同会の石川麻美子代表は「正しい情報や知識を持つと、完治へのイメージが湧き、子どもへの接し方にも良い影響がある」と話す。

 ひとりで子育てへの悩みを抱える母親も多く、治療に関するあふれる情報に惑わされる世帯も目立つ。石川代表は「同じ悩みを持つ親同士で話し合える。気軽に参加してほしい」会への参加を呼びかける。問い合わせは、同会のメールアドレス、rinrintoyohashi@yahoo.co.jpへ。

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