300もの民話を一覧に

豊橋・田原の地図作製 ぜひ現地へ/東三河民話保存会が6年かけて調査

2017/07/30

 東三河民話保存会は、豊橋、田原両市の民話所在地などを示したマップ「豊橋・田原民話地図・民話掲載一覧全300話」を作製した。市内の書店などで販売している。

 裏面には、民話が掲載されている本・資料名の一覧が掲載されている。民話に関する絵はがき3枚付きで、1部500円。

 地域で大切にしてきた教えや文化・歴史・信仰がつまった民話のことを知ってほしいという思いから、神野教育財団の助成を受け、同会が約6年かけて民話を調査した。

 40年以上民話の研究をしている語り部の小柳津糺さん(78)は「戦争中娯楽がなかった時に、父親から民話や伝記を聞かせてもらった。豊橋の話を聞いては、そこへ行ってみたりした。その土地に根付いた話から時代背景や生活がわかって面白かった」と民話が好きになったきっかけに触れ、「民話を語り継ぐ人が減っているが、今後も形を継いで残していきたい」と意気込みを語った。

 語り部の大原伸治さん(68)は「おそろしい話、ご利益が出てありがたい話など、語り部が語っていても面白い話は、地域共通で多く残っている。人々が何に興味をもっているかがわかる」という。

 マップは、市内の小中学校や図書館、市民館に寄贈した。

 豊橋の妖怪や民話に関連した活動を行っている地域交流サロン「ばったり堂」の内浦有美代表(37)は、「これをきっかけに子どもが祖父母や地域の人に民話を聞いてもらえたら」と期待する。要望があれば同会が出前講座やイベント出演などを行う。

 問い合わせは、ばったり堂=電話090(8158)2339=へ。

2017/07/30 のニュース

民話マップや絵はがきを手にする東三河民話保存会のみなさん

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