峯薬師446年ぶり里帰り

平安後期作/来月26日まで初の門外展示・公開/設楽原歴史資料館

2017/10/22

 新城市の設楽原歴史資料館で開催されている秋の企画展「霊峰・鳳来寺山」で、武田信玄が甲斐国へ移したとされる「峯薬師」が、初めて門外展示・公開されている。11月26日まで。

 平安時代後期に作られた峯薬師はヒノキ材寄木造りで、像の高さは63㌢。台座と光背を備える。「甲陽随筆」などの資料によると、病の信玄が鳳来寺(同市門谷)で峯薬師に触れたところ人肌のように温かかったため、ありがたい如来として甲斐善光寺(山梨県甲府市)に移し、薬師堂を建立してまつったと伝えられている。同館によると里帰りは446年ぶりとなる。

 その後昭和の初期まで、病気平癒、子授けの薬師像として甲斐国の人々の信仰を集めてきた。昨年、甲府市指定文化財に指定された。

 学芸員の湯浅大司さんは「新城と山梨は、長篠設楽原の戦いや武田家とのつながりでこれまで様々な交流をしてきた。そのため今回『新城なら』と言ってもらえ、ぜひ里帰りした姿を見ていただきたい」と話す。

 会場には、「鳳来寺」の由来や年間行事がつづられた古文書や写真を用いた本堂周辺の絵地図など約30点の資料も展示されている。

 開館時間は午前9時から午後5時まで。期間中は無休。入場料は一般300円、小中学生100円。

2017/10/22 のニュース

設置された「峯薬師」(新城市設楽原歴史資料館で)

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