拉致問題早期解決訴え

東三河法人会豊橋支部/市民講演会で蓮池薫さん

2017/11/20

 東三河法人会豊橋支部は19日、豊橋市八町通の豊橋市公会堂で、北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん(60)を講師に招き、「第14回市民講演会」を開催した。

 講演に先立ち、高須博久支部長は「税のオピニオンリーダー」としての同支部の役割を説明。「キャンセル待ちが出るほどの講演会は初めて。地域の発展へ貢献するべく、来年も続けるつもり」とあいさつした。

 講師の蓮池さんは、新潟県柏崎市出身。1978年、中央大学法学部在学中に拉致され、2002年まで北朝鮮での生活を余儀なくされた。現在は新潟産業大学経済学部准教授。

 演題は「夢と絆」。「拉致被害者にとって拉致とは、人生を壊され、夢と絆を奪われたものだ」とし、まだ帰国できない人々にも「再度夢を見つけて、わくわくする人生を過ごしてほしい。40年間家族と引き離された年月を埋めてほしい。そのために一刻を争う」と力を込めた。

 柏崎市の海岸で、当時交際していた妻祐木子さんと共に、工作員らに拉致された壮絶な体験や、北朝鮮の工作員や拉致被害者を住まわせる「招待所」と呼ばれる施設での生活なども詳細に語った。

 「核・ミサイル問題は解決まで時間がかかる。それまで拉致問題を放置していてはいけない。米朝間の話し合いが行われるタイミングで、北朝鮮への見返りも考え、交渉しなければ」と拉致問題の早期解決を訴えた。

2017/11/20 のニュース

講演する蓮池薫さん(豊橋市公会堂で)

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