東南アジアに足場構築

加工食品輸出で豊橋市/シンガポールにも拠点/民間企業好機つかめるか

2018/01/26

 豊橋市は、豊橋産の加工食品を輸出するための足場を東南アジアに構築している。香港に加え、本年度はシンガポールにも拠点を設けた。こうした支援を活用し、民間事業者が商取引に結び付けられるか、その成果が問われる。

 2014年度に市は、香港で人気の日本食品店「味の誘惑」の4店舗に、豊橋産の菓子や海苔(のり)などを販売するコーナーを開設した。真っ先に香港に狙いを定めたのは貿易障壁が低いとの理由だ。

 年間の販売額は2000万円前後にとどまるが、ここでの売り上げは二の次。「売れるかどうかのトライアルの1つ」。市産業政策課の担当者は、本当の目的をそう説明する。

 本年度、香港を2店舗に減らし、その分の費用でシンガポールの「チョコ・エクスプレス」の2店舗に豊橋産の加工食品を並べる常設の棚を設けた。同国は「東南アジアのショールーム」と呼ばれ、ここでヒットすれば波及効果が見込めるという。

 現地のバイヤーの目に留まり輸出に発展すれば、企業収益を通じて市の税収増につながる。また、扱う商品には「豊橋」と表示するルールで、まちの魅力を発信するシティプロモーションになるとの期待もある。

 しかし、あくまで市は海外販路開拓を後押しする立場。公金を投入したサポートはしばらく続く見通しだが、「いつまでも補助するわけにはいかない」(担当者)以上、民間企業がチャンスをつかんでビジネスを軌道に乗せることが求められる。

2018/01/26 のニュース

本年度、豊橋市が進出した「チョコ・エクスプレス」(豊橋市提供)

「味の誘惑」の一角で豊橋産の加工食品を販売(同)

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