「生きる防災訓練」実践

安否確認用の旗や組織づくり/鈴木訓司会長「地域のつながりが深まった」/豊橋・天伯団地

2018/02/07

 320世帯、約1000人が暮らす豊橋市天伯町の天伯団地は造成から40年。高齢化が進んでいる。防災訓練はこれまで炊き出し中心だったが「生きる防災訓練」にするため、安否確認用の旗作りと組織づくりを進めており、4日、これらを実践する防災訓練を同防災会主催で行った。

 旗の製作には、同団地の支え合い活動「ひだまりの会」の高齢者らが、市の「まちの居場所」づくりの一環として取り組み、33×36センチの黄色い旗320枚を作り75センチの支柱に付けた。布は植田町の「寝具の高広」から無償で提供を受けた。

 また、全戸を組とブロックに分け、6~8軒単位で班長を決め、組織づくりを行った。有事の際(震度5弱以上の地震)、無事な家は自宅前の植木鉢に旗を立て、旗が立っていない家には班長が飛び込んで確認することになる。

 訓練当日午前10時に訓練開始の放送が入ると、各戸前に一斉に黄色い旗が立ち並び「わー、みごと」と歓声が起こった。旗が立っていない家には、班長が確認に飛び込んだ。この日は約200人が無事、第三公園に避難した。

 炊き出し訓練もあり、鈴木佳子さんを中心に8升のお米を湯だきで炊き上げ、豚汁とともに参加者に振る舞った。

 鈴木訓司会長は「訓練やそれまでの準備で、地域のつながりが深くなった。今後も積み上げていきたい」と話す。

 横田順一副会長は「旗を採用しているのは市内では松山、舟原など一部。有事の際住民の命を守るこの旗が、今後市内全域に広がってほしい」と願いを語る。

2018/02/07 のニュース

左から鈴木会長、鈴木佳子さん、横田さん

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