平和のため 保存と継承を

豊川で戦争遺跡保存全国シンポ/大会アピール採択し閉会

2018/08/20

 豊川市内で開かれている第22回戦争遺跡保存全国シンポジウム愛知豊川大会(東海日日新聞社など後援)は2日目の19日、分科会を行い、全国の保存運動の現状と課題を報告。戦争遺跡の調査や文化財指定などを求める大会アピール「平和のために戦争遺跡の保存と次世代への継承を」を採択して閉会した。

 分科会は市勤労福祉会館で開催。保存運動や調査方法、次世代への継承をテーマに3グループに分かれ、17団体が活動を報告。計120人が参加した。地元の「豊川海軍工廠(こうしょう)跡地保存をすすめる会」から安間慎氏が「渥美半島の戦争遺跡」と題して発表。伊良湖射撃場跡などを例に、行政と連携した活動を報告した。

 閉会にあたり、主催の全国戦争遺跡保存ネットワークの出原恵三共同代表は、6月に開園した豊川海軍工廠平和公園に触れ「跡地保存をすすめる会の20年余にわたる粘り強い取り組みが実を結んだ。豊川で得た発見や刺激を各地に持ち帰って広めてほしい」と呼びかけた。

 実行委員長で、すすめる会会長の伊藤泰正さん(53)=豊川市=は「会は大きな組織ではないが、平和公園が実現した。全国の皆さんの励みになれば」と話した。

 20日はバスツアーがあり、豊川海軍工廠平和公園と関連施設、渥美半島の遺跡を見学する。

 県内では2008年の名古屋市以来、10年ぶりの開催。来年の会場は熊本市を予定している。

2018/08/20 のニュース

感謝の言葉を述べる伊藤泰正会長ら豊川海軍工廠跡地保存をすすめる会メンバー(豊川市勤労福祉会館で)

閉会のあいさつをする全国戦争遺跡保存ネットワークの出原恵三共同代表(同)

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