天国の「おかじい」に届け

25日からどまつり出場のコンコン豊川/亡き最長老メンバーへの思い込めて/3年ぶり入賞目指す

2018/08/24

 天国から応援してくれているはず―。名古屋市を中心に開かれる国内最大級の踊りの祭典「にっぽんど真ん中祭り(どまつり)」に出場する豊川市のよさこいチーム「コンコン豊川」は、気持ちを新たにしている。節目の20周年を前に、97歳で逝った最長老のメンバー「おかじい」のためにも、3年ぶりの入賞を目指す。「果たすことが供養となる」と気合を入れている。

 コンコン豊川は、豊川稲荷門前の女将を中心に1999年に発足した。どまつりをメーンに、地元の祭りなどでも踊りを披露している。現在、踊り手は豊川市を中心に2歳から70代までの60人でスタッフを含めると80人の大所帯だ。

 どまつりには20年連続の出場となる。今年は「YAPPA豊川・狐の大冒険」をテーマに挑む。豊川稲荷のキツネたちが大冒険を繰り広げるイメージで、新曲と演舞を作り上げた。振り付けでは稲荷に奉納される「千本のぼり」を印象的に使う。

 しかし、記念すべき大会に重鎮を欠く。発足時からのメンバーで「おかじい」こと岡田茂男さんが今年2月、亡くなった。初回から昨年まで出場し、晩年は車いすに乗って参加していた。

 おかじいは「みんなが喜んでくれればいい」と長女の鬼頭五十鈴さん(72)に口癖のように言っていたとされ、「小我を忘却し団体の精神に生きる」が座右の銘だったという。

 五十鈴さんは「20回目も出てほしかった。いる人がいなくて寂しいけど、精いっぱい踊りたい」と話した。

 コンコン豊川の壮行会は20日に市内であった。竹本幸夫副市長も「おかじいが天国から見ているはず」とメンバーを鼓舞した。

 どまつりでは25日、26日の本祭に全国から210チームが参加する。パレードが行われる10会場で各3位以内に入賞すると、翌年の前夜祭のステージに招かれる。

 コンコン豊川代表の宮地歌奈子さんは「ここ2年は入賞がないのでリベンジしたい」と意気込んでいる。

2018/08/24 のニュース

鳴子のリズムに乗って稽古に励むコンコン豊川のメンバー(豊川市東部中学で)

ここ数年は車いすで参加していた「おかじい」こと岡田さん㊥と長女の五十鈴さん㊨

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