田原市がサーフタウン構想発表

サーフィンがあなたの日常に/若者らの移住促進へ市全域活性化効果見込む/末永く愛されるまちへ高まる期待

2018/08/30

 田原市は29日、国内屈指のサーフスポットである赤羽根地区へ若者や子育て世帯の移住を進める施策「サーフタウン構想」を発表した。「サーフィンがあなたの日常になる」と理念を掲げ、人口減や高齢化の進む市内全域への活性化の効果も見込んでいる。

 構想では、ロングビーチ近くの高松町弥八島(やはちじま)地区を「重点整備地区」として開発。宅地開発や海浜公園の整備などを計画している。景観を統一させた住宅「サーファーズハウス」や、宿泊施設の建設も進める考えだ。
 また、赤羽根地区に「居住誘導ゾーン」や「観光拠点ゾーン」などを定め、交流人口の拡大や働き場の確保を図っていくという。

 ロングビーチなどのある赤羽根地区には、年間約10万人のサーファーが訪れる。9月には、サーフィンの世界大会「ワールドサーフィンゲームス」が開かれる。この日は、海浜公園へイメージ看板を設置し、施策のスタートを切った。

 山下政良市長はこの日の会見で「現在は構想、計画の段階だが、多くの人に住んでいただけるサーフタウンに取り組んでいきたい」と話した。

 赤羽根町で美容院を経営する馬渕哲男さん(44)は、2016年に岐阜県から移住し、サーフィンを楽しむ生活を送っている。構想について「10年、20年先を見据え、末永く愛される町となってほしい」と期待を込める。

 市の人口は、今年3月現在で約6万2800人。10年前から約3800人減少している。中心部の駅周辺では再開発事業が進み、6月には商業施設「LaLaGran(ララグラン)」がオープンした。若い世帯が住み良い町づくりが進められている。

 一方で、旧渥美町と赤羽根地区は高齢化が進む。住民の約3割が高齢者で、市中心部へ移住する傾向も強まっているという。

2018/08/30 のニュース

サーフタウン構想の看板を設置する市職員(田原市高松町で)

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