政府/着脱強制せず感染対策継続呼びかけ
2023/03/12
13日以降のマスク着用について呼び掛けるポスター(厚生労働省ウェブサイトより)
新型コロナウイルス感染拡大防止策として国民に呼びかけてきたマスク着用について、政府は13日から基準を緩め、着用を個人の判断に委ねる。厚生労働省は着用の目安を記したポスターを公式ウェブサイトで公開。愛知県も対策レベルを5月7日まで「警戒領域」とし、本人の意思に反して着脱を強いることがないように呼び掛け、基本的な感染対策を引き続き求める。
厚労省などはマスク着用が効果的な場面として、医療機関を受診する時▽高齢者など重症化リスクの高い人が多く、入院・生活する医療機関や高齢者施設などへ訪問する時▽通勤ラッシュ時など、座席に座れず立ったままの状態になるほど混雑した電車やバスに乗車する時―などとしている。
事業者が感染対策上や事業上の理由などにより、利用者や従業員にマスクの着用を求めることは、許される。
換気の徹底、手指衛生を保つなど、基本的な感染防止策の呼びかけは継続する。
政府は5月8日から、新型コロナの感染症法上の位置づけを、季節性インフルエンザと同じ5類感染症に移行する。
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