さらなる発展願い節目祝う/渡辺いっけいさんらゲストも盛り上げ
2024/02/25
竹本市長が式辞で感謝を伝えた(豊川市文化会館で)
豊川市制施行80周年記念式典は24日、豊川市文化会館で開かれ、事前配布の入場整理券を手にした市民をはじめ、地元の団体や企業の関係者ら880人が集い節目を祝った。
式典は、豊川市出身でとよかわ広報大使の小林拓一郎さんが司会を務め、80周年記念PR映像を上映、演歌歌手の山川豊さん扮(ふん)する「豊川豊」の記念ソングで幕を開けた。
式辞では、竹本幸夫市長が「市民と80周年を祝い、市長として式辞を述べるのはこの上ない喜び。苦難の時代を経験し農商工の産業バランスが取れた市へと成長できた。さらなる発展を目指し魅力を総合的に高め、新たな歴史を刻んでいきたい」と述べた。
大村秀章県知事や地元選出の国会議員らが来賓あいさつ、企業応援メッセージで東海理化の二之夕裕美社長は「豊川市と東海理化は深い縁がある。都市対抗野球では地元応援が大きな力になった。一緒に地域創生に取り組みたい」と話した。
俳優の渡辺いっけいさんは「地元を離れ45年たつが、改めて故郷の良さに気付くことがある。人の温かさを感じる豊川のため、広報大使としてできることをやりたい」と語った。
御津あおば高校バトン部のパフォーマンスやコンコン豊川演舞に続き、元純烈の小田井涼平さんが療養中で欠席した山川豊さんのメッセージを披露し、最後は全員で80周年記念ソングを合唱した。
記念式典は、昨年6月に開催予定だったが、台風2号の接近に伴う大雨災害で中止、延期された。
豊川市は、1943年に豊川町と牛久保町、国府町、八幡村の3町1村が合併し誕生。2006年から宝飯郡4町(一宮町、音羽町・御津町、小坂井町)が合併して現在に至る。