河津桜と菜の花行楽客〝共演〟楽しむ

田原・免々田川沿い／春空にこいのぼりも遊泳

2024/02/25

河津桜と菜の花が咲く免々田川沿い（田原市福江町で）

　３連休中日の24日、早咲きの河津桜が見ごろを迎えている田原市福江町の免々田（めめだ）川沿いは晴れ間が広がり、朝から大勢の行楽客が訪れた。川沿いに咲く菜の花との〝共演〟を楽しんだ。

　河津桜は、国道２５９号宮下橋の南北に約３００本。今年は暖冬の影響で例年に比べ開花が早く、家族連れや女性、若者ら訪れた人たちは河津桜の濃いピンクと菜の花の黄色のコントラストが鮮やかな川沿いの春の風景を満喫していた。

　「免々田川菜の花・桜まつり」（実行委員会主催、東海日日新聞社など後援）が開催されており、天神橋近くでは土・日曜にキッチンカーなどが並ぶ。地元の家族連れは「お祭りを楽しんでいます」と言い、豊橋市内から訪れた人たちは「初めて来ました」と話していた。

　河津桜は２００４年、地元で活動している渥美ロータリークラブが国際ロータリー創立１００周年を記念して植樹。会員らが肥料を与えたり、草刈り、せん定をしたりして手入れを続け、今では早春の渥美半島の観光名所の一つになり、県内外から多くの人が足を運ぶ。