参拝者が各寺巡り御朱印手にする/田原
2024/03/14
本堂を参拝する人たち(潮音寺で)
田原市内の名刹(めいさつ)七カ寺にまつられている「渥美半島東海七福神」の春の大祭が11日、各寺で行われた。好天の下、参拝者がバスなどで各寺を巡り、御朱印を手にした。
新型コロナウイルス感染症の影響で2020年から中止や縮小開催が続いていたが、昨年の大祭から通常開催となった。
7カ寺は弁財天の城宝寺(田原町)や大黒天の泉福寺(山田町)、福禄寿天の瑪瑙寺(高松町)など。幹事寺で、毘沙門天の潮音寺(福江町)では今年も、乾物、花の苗などの販売、甘酒の接待などで参拝客を迎えた。車やバスツアーなどで訪れた人たちは本堂を参拝し、東海七福神指定の朱印帳や色紙などに御朱印を授かっていた。
尾張方面のバスツアーで順番に巡り、潮音寺に来た一宮市の女性は「天気に恵まれ、お参りできてよかったです」と笑顔で話した。
東海七福神は1958年、信仰と渥美半島の観光振興のため開設。豊橋鉄道(豊橋市)が七カ寺に木造の七福神を一体ずつ寄贈し、まつられた。春(3月)と秋(11月)に大祭が行われている。