地元の小学生と共同実験

蒲郡の共伸紙工/ダンボールコンポスト「コンポごん」発売

2024/03/14

段ボール製コンポスト「コンポごん」と丹羽社長㊨ら

 蒲郡市豊岡町の共伸紙工は、生ごみを堆肥化する段ボール製のコンポスト「コンポごん」を発売した。地元の小学生が授業を通して使ってみた感想や、実験結果などを載せたリーフレットも添えた。

 同社によると、段ボールは通気性や保水性、保温性が高いため悪臭が出にくい。容器はプラスチック製が多く、段ボール製も出回っているが、八角形は珍しいという。四角よりも中身をスコップでかき混ぜやすいのが特長だ。

 市立三谷小学校では昨年10月、環境学習の一環で、段ボールコンポストを教材に取り入れた。5年生50人が給食の食べ残しを入れて、肥料ができるまでを観察。米ぬかを入れると微生物が活発化し、温度が高くなることなどを確かめた。

 コンポごんは縦30センチ、横30センチ、高さ41センチ。すぐに始められるよう発酵促進剤などが付いて税込み3850円。同社やネット通販で購入できる。商品名は「コンポスト」と、八角形の英訳「オクタゴン」を組み合わせた。

 能登半島地震の被災地では、段ボール製の屋内用「インスタントハウス」が避難所で利用され、同社の技術が生かされている。丹羽隆太社長は「被災者の役に立てればうれしい。今後もダンボール加工技術で社会貢献したい」と意気込む。

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