県「あいち地域安全戦略2026」策定

2022年から増加 刑法犯減少目標に/サイバー犯罪への対策も強化

2024/03/14

刑法犯認知件数の推移(県まとめ)

 3年毎に地域安全戦略を見直してきた愛知県は、新年度から始まる「あいち地域安全戦略2026」を策定した。2022年から増加に転じた刑法犯認知件数を、再び減少に転じさせることを目標に掲げた。

 刑法犯認知件数は2022年、13年ぶりに増加に転じ、23年も引き続き増加。重点的に防犯を取り組んできた特殊詐欺や侵入盗、自動車盗も増えてきている。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う行動制限により、自主防犯団体の活動が低調になったことなどが要因とみられる。また、デジタル化の進展にともうサイバー犯罪に関する相談件数も増えてきており、新戦略の策定にあたっては、社会情勢の変化に伴う課題への対応も求められた。

 新戦略では、刑法認知件数を再び減少傾向に転じさせることを目標の第一とし、自主防犯団体設立や防犯カメラの普及などで地域防犯力の向上と犯罪の起こりにくい社会づくりに取り組んでいく。行政機関や民間企業と連携し、サイバー犯罪への対策も強化していく。

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