笑顔とおいしさお届け

豊橋市住みます芸人・お笑いコンビ「ASANA」/丹精込めて農作業 地域の農業盛り上げ

2024/03/15

自ら作ったブロッコリーを手にナミトさん㊨と「クボーノー」を繰り出す久保さん(道の駅とよはしで)

 豊橋市住みます芸人で吉本興業所属のお笑いコンビ「ASANA」(アサナ)は、芸人としての活動と並行して市内で農作業に励んでいる。丹精込めて育てた自慢の野菜で、人々においしさと笑顔を届ける。

 今月、ある日の昼下がり。道の駅とよはし(同市東七根町)の農産物直売施設「あぐりパーク食彩村」で、青色のつなぎを着たASANAのナミトさん(25)と赤色のつなぎ姿の久保さん(25)が、キャベツやブロッコリーをせっせと商品棚に並べていた。

 いずれも、同市小島町にある久保さんの実家の畑で2人が育てたもの。「ASANAふぁーむ」と名付け、週2日のペースで産地直売所に出荷している。いつも完売するという人気ぶりだ。

 昨年4月に住みます芸人に就任し、5月から畑仕事を始めた。県立安城農林高校と県立農業大学校の同級生であり、身に付けた専門知識が生かされている。現在は作物が作られていない農地を活用し、地域の農業を盛り上げたいとの思いがある。これまでにサニーレタスや青パパイヤも栽培。空心菜(くうしんさい)は、地元のホテルで料理の食材として採用された。

 野菜や果物に音楽を聞かせると、糖度が上がるという話の向こうを張って「農作業中は面白い会話をしているので、野菜が柔らかくなる」と2人は主張。「食べた人も笑顔になる」と自信を見せる。

 今後は、農業を絡めたお笑いイベントの開催に意欲を示す。ナミトさんは「お笑いと同じくらい、頑張って豊橋から農業を発信していきたい」と話す。

 「〝負けヒロイン〟に負けていられない」と久保さん。流行らせようと野心を燃やす、おいしいものを食べたときのギャグ「クボーノー」のポーズを決め「『クボーノー野菜』を買いに来て」とPRする。

2024/03/15 のニュース

自ら作ったブロッコリーを手にナミトさん㊨と「クボーノー」を繰り出す久保さん(道の駅とよはしで)

有料会員募集

今日の誌面

きらり東三河

東三河学生就職NAVIリクルーティング

東三河学生就職NAVIリクrooting2025

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP