「萩小学校複式編制回避検討委」
2024/03/15
大林委員長㊥から報告書を受け取る髙本教育長(左から2人目)
豊川市萩小学校区の保護者や町内会などの代表者による「豊川市立萩小学校複式編制回避検討委員会」は13日、回避に向けた取り組みに関する検討結果を髙本訓久教育長に報告した。
2028年度に二つ以上の学年で構成される複式学級の編制が萩小で見込まれることを受け、地元住民による検討委員会が22年に発足。以来、学校の今後の在り方について検討委員会7回、住民説明会2回、萩小入学予定者の保護者の意見を聴く会4回を開催し、検討を重ねてきた。
大林充始委員長は、1年半の取り組みを振り返った上で「『地区の人口増加を期待しての小学校の存続』『学校統合による複式編制の回避』のどちらが望ましいか慎重に検討したが、最後まで委員間の意見が大きく分かれた」と述べ、「現時点では、どちらかの結論を選択するという結果に至らなかった」と報告した。
その上で、萩小を存続する場合と学校統合の場合のそれぞれについて、地域住民の要望を伝え「十分に検討してほしい」と強調した。
髙本教育長は「地域の皆さんの要望をしっかり受け止め、慎重に検討させていただく」と話した。
今後、市教委は、検討委員会の報告を踏まえながら具体的な取り組みに関わる計画を進めていく。